モ−リス・ベジャール天国へ |
フランスの偉大なる振付師モ−リス・ベジャール氏が亡くなった。
今年はちょうど80歳を祝い「生誕80年記念特別公演」シリーズの舞台が行なわれているところだった。
6月には全編QUEENとモーツアルトの曲が鳴り響く『バレエ・フォー・ライフ』も日本で上演された。「愛と哀しみのボレロ」でも有名なジョルジュ・ドンに捧げた作品。
(見たのは5年前に来日した時だったが、ダンサーは皆ベジャール好みの美男子、美女だった。)
フレディ・マーキュリーとジョルジュ・ドンがエイズで亡くなったのは、それぞれ91年と92年。共に45歳だった。その悲しみからベジャールは作品を作り上げた。
それまで女性中心の美を追求していたバレエ界に男性を主役にした「愛と哀しみのボレロ」に象徴されるような、愛、孤独、欲望、苦しみなどを力強く、あるときは繊細に表現
したベジャール。
天国でフレディやジョルジュと一緒に巨体を揺らしてバレエを踊って下さい?
(フレディ命日と時をほぼ同じくして...)
