2008年 01月 30日
プラハの春 |
「プラハ」というチェコのミュージカルムービーを見る。
舞台は1968年。いわゆるプラハの春を謳歌している時代の青春映画。
レトロでポップ。キュートでおしゃれ。
最後までテンポよく展開してゆき単純に楽しめる。
2001年作 お勧め。
しかしラストはハッピーエンドとはいかない。
ネタバレになるが、ソ連軍が侵攻、弾圧がはじまるのである。
社会主義共和国から68年ドブチェク政権となり「プラハの春」と呼ばれる
自由化、民主化への改革運動が進むと思いきや、間もなく突然のソ連を含むワルシャワ機構5か国の軍の介入により一気に暗く長い時代へと..。
そしてその後、共産党体制の崩壊、1993年に社会主義政権が倒れ民主化、
チェコとスロバキアが分離。民主主義国家となるのだが、
たまたま先日NHKの番組「世紀を刻んだ歌」で「プラハの春」を弾圧した事件に、歌で戦ったチェコの歌手マルタ・クビショヴァー(凛として強く美しくすばらしい女性)についてやっていて、その時代の社会的背景がわかっていたので
全編を流れる明るいチェコポップテイストと、これから始まるラストの重苦しい雰囲気にグッとくるものがあった。
(とても楽しいビューティフルミュージカルで普通に見ればそれでOK)
うまく説明できないが、明るければ明るいほど悲しみを誘い
暗く辛い時ほど笑いやユーモアが必要なのだと...。
あのユダヤ系イタリア人であるが為に襲いかかる悲劇「ライフ イズ ビューテイフル」のように..。
チェコへは民主化された5年後、1998年に知り合いが文化庁の芸術家留学で滞在していたので遊びに行ったのだが、007の舞台となったプラハ城やカレル橋、毎日毎晩あちこちの小劇場で開かれるあの独特の人形劇やクラシックのコンサート、そしてQUEEN関係CD探しにうつつを抜かしていて歴史については何も考えていなかった。
ギャラリーやカフェで見た作品もあまり覚えていない。
少し勉強して行っていれば見方も感じ方も違っていたし、味わい深かったと思うと残念。

by 460SS
| 2008-01-30 20:32





























