2008年 06月 08日
アンジープロモ |
懐かしいビデオをYouTubeで見つけたので哀愁を込めて...。
デザイナーを辞めてイラストレーターをはじめたころ
友人がミュージックビデオの制作会社をやっていたので
何本かのプロモビデオの美術を何本かやらせてもらっていました。
その第一弾がアンジーの「銀の腕時計」でした。
タイロケで急遽、現地で書き割りを描くことになりメンバー、スタッフ〜
と共に分けのわからぬまま1週間タイに行ったのでした。
その頃はやはりロックと言えばロンドン、NYで、そちら方面にしか
行ったことがなく、アジアは初めてでしたし、パスポートも切れていて
ギリギリ間に合ってセーフ。
予備知識ゼロ、冬の東京からいきなり息苦しいほどの熱帯の国へ。
仕事からプライベートまで、全てが初めての事だらけで
今までの旅で一番エキサイトで印象に残っているかも。
はじめてのモルディブは海の美しさで1位ですが.....。
アンジーの4人が草原で歌うシーンで大きな書き割りを何枚か立てたのですが、
スタッフはロケハンに、、、私はひとりバンコクから少し離れた村の
民家みたいな立て看屋に2〜3日通って、そこの中国系タイ人のおじさんと
従業員の若い兄ちゃんと、日本で描いていったラフを元にギコギコ切ったり
ペンキを塗ったり作業をしたのでした。
言葉が全く通じませんからゼスチャーで...でも同じアジア人、
職人的勘とフィーリングで.....ほとんど困らなかったと思います。
テキパキ働きました。
お昼にはそこのお母さんがとっても辛い料理を作ってくれて、美味しいけど
汗たらたら、ヒーヒー言ってみんなに笑われながら食べました。
午後はそこの子供達と少し遊んだり、シャワーの代わりは大きな大きな瓶に水が入っていて
それをくんでかぶります。
トイレもホースでお尻を洗います。原始的ウォシュレットで慣れれば清潔でいいです。
兄ちゃんや子供たちともだんだん慣れてきて、和気あいあいと過ごしていた頃
作業も終わってしまい、トラックにできたものを積んでお別れです。
お互い見えなくなるまで手を振っていたのを今でもよく覚えています。
すこし泣いていたかも....。ウルルン滞在記ができそうな貴重で充実した時間でした。
(タイに行かなくてもいいのにMTV全盛期でバブルでしたね。ギャラは安かったけど
そんなの全然問題じゃない、すばらしい経験でした。)
で、次の日、お腹弱いからやられてホテルでウンウン...とかいろいろトラブルありまして、
撮影の日は裏方で、お腹痛いまま川に入ってボート押さえてたり
花びらを大量に作ったり、初めてのプロモ撮影はヘトヘト疲れたけど楽しかったです。
スタッフも皆若く初心者でてんてこ舞い大変でした。
メンバーとも仲良くなって5人目のメンバーのように写っている写真があります。
今見るとたいした事ない映像ですが(曲は良い!)懐かしく体を動かす熱い仕事がしたくなります。
それから10本くらいプロモの美術をやりました。
リトルクリーチャーズでは、でっかいレコード盤をつくったり
ブルーハーツの「青空」では撮影所に汚したキャンバスを敷き詰めたステージをつくったり...
(撮影中に写真撮ってスッゴイ怒られたなあ)
あがた森魚(雷蔵)は井の頭植物園で撮ったり...
今は何でもCGでできてしまい、結局ずっとパソコンの前に座りっぱなしの人生になってしまいます。
バイオリンかギターでも弾けたらジプシーのように終わりのない旅に出るのもあこがれます...。
タイのおしろい。
ブレインうんちくん「ムーン」
デザイナーを辞めてイラストレーターをはじめたころ
友人がミュージックビデオの制作会社をやっていたので
何本かのプロモビデオの美術を何本かやらせてもらっていました。
その第一弾がアンジーの「銀の腕時計」でした。
タイロケで急遽、現地で書き割りを描くことになりメンバー、スタッフ〜
と共に分けのわからぬまま1週間タイに行ったのでした。
その頃はやはりロックと言えばロンドン、NYで、そちら方面にしか
行ったことがなく、アジアは初めてでしたし、パスポートも切れていて
ギリギリ間に合ってセーフ。
予備知識ゼロ、冬の東京からいきなり息苦しいほどの熱帯の国へ。
仕事からプライベートまで、全てが初めての事だらけで
今までの旅で一番エキサイトで印象に残っているかも。
はじめてのモルディブは海の美しさで1位ですが.....。
アンジーの4人が草原で歌うシーンで大きな書き割りを何枚か立てたのですが、
スタッフはロケハンに、、、私はひとりバンコクから少し離れた村の
民家みたいな立て看屋に2〜3日通って、そこの中国系タイ人のおじさんと
従業員の若い兄ちゃんと、日本で描いていったラフを元にギコギコ切ったり
ペンキを塗ったり作業をしたのでした。
言葉が全く通じませんからゼスチャーで...でも同じアジア人、
職人的勘とフィーリングで.....ほとんど困らなかったと思います。
テキパキ働きました。
お昼にはそこのお母さんがとっても辛い料理を作ってくれて、美味しいけど
汗たらたら、ヒーヒー言ってみんなに笑われながら食べました。
午後はそこの子供達と少し遊んだり、シャワーの代わりは大きな大きな瓶に水が入っていて
それをくんでかぶります。
トイレもホースでお尻を洗います。原始的ウォシュレットで慣れれば清潔でいいです。
兄ちゃんや子供たちともだんだん慣れてきて、和気あいあいと過ごしていた頃
作業も終わってしまい、トラックにできたものを積んでお別れです。
お互い見えなくなるまで手を振っていたのを今でもよく覚えています。
すこし泣いていたかも....。ウルルン滞在記ができそうな貴重で充実した時間でした。
(タイに行かなくてもいいのにMTV全盛期でバブルでしたね。ギャラは安かったけど
そんなの全然問題じゃない、すばらしい経験でした。)
で、次の日、お腹弱いからやられてホテルでウンウン...とかいろいろトラブルありまして、
撮影の日は裏方で、お腹痛いまま川に入ってボート押さえてたり
花びらを大量に作ったり、初めてのプロモ撮影はヘトヘト疲れたけど楽しかったです。
スタッフも皆若く初心者でてんてこ舞い大変でした。
メンバーとも仲良くなって5人目のメンバーのように写っている写真があります。
今見るとたいした事ない映像ですが(曲は良い!)懐かしく体を動かす熱い仕事がしたくなります。
それから10本くらいプロモの美術をやりました。
リトルクリーチャーズでは、でっかいレコード盤をつくったり
ブルーハーツの「青空」では撮影所に汚したキャンバスを敷き詰めたステージをつくったり...
(撮影中に写真撮ってスッゴイ怒られたなあ)
あがた森魚(雷蔵)は井の頭植物園で撮ったり...
今は何でもCGでできてしまい、結局ずっとパソコンの前に座りっぱなしの人生になってしまいます。
バイオリンかギターでも弾けたらジプシーのように終わりのない旅に出るのもあこがれます...。
タイのおしろい。
ブレインうんちくん「ムーン」
by 460SS
| 2008-06-08 21:16