星の王子さまの日 |
本の中にはステキなフレーズがいっぱい出てきますね。
大人になってしまった大人に対してのアンチテーゼ
悲しい大人たちへ...
もっと生きやすい世界にしようよ..と提案しているようです。
王子さまだけでなく、出てくるキャラクターがそれぞれ
心にひっかかる事を言います。
砂漠に咲く花は
「人間?......(中略).....風に吹かれて歩きまわるものです。
根がないものだから、たいへん不自由していますよ。」
確かにどこにでもフラフラ行ける自由があるはずの人間は
世界の多くのコトやモノにまどわされて生きていますよね。
しっかり根の生えた人は、目移りすることなく
自分の居場所に満足して、自分らしくじっくりと生きてゆくのです。
それはある意味、子供のような視線、姿勢なのかもしれません。
好奇心はおう盛でも、子供は限られた環境で満足して
その中で精いっぱいイマジネーションを膨らませて楽しむすべを知っています。
花の言葉は人それぞれに他にもいろいろ解釈できるでしょう。
思考も行動も好き嫌いも常にフラフラしている自分に
本当に情けなくなるときがあります。
もう一度、いや何度でも「星の王子さま」を読もうと思います。
年齢で、その時の心のあり方で
同じフレーズもいろいろに感じる事ができるリトマス紙でできた本です。
本棚に置いておくだけで
ライナスの毛布のように頼りになる?存在となりましょう。
