ロータスフラワープリンスニュー

PRINCEのニューアルバム「LOTUSFLOW3R」は３枚組。
といっても別々に違う時期に発表しても良いクオリティの高い
２枚のニューアルバムと
BRIA LALENTEという女性をプロデユースしたアルバムのカップリング。
（これはどうでもいい感じ..何の引っ掛かりもない。
シーラEのような特徴も特技？もなく曲も普通。なぜこれを入れたのか？殿下！）

最近のプリンスはとてもポップでアレンジが素晴しい。
最小限の音で最大限の効果。以前からそうですが...。
絵も人生もそうありたいと思う。

バラード系が何曲もちりばめられとても良いアクセントになっている。
人間愛にあふれた殿下の温かさと美しいメロディ
新しい実験的な音となつかしい感覚。
多くの曲で、たぶんピッチを少し上げて中性的な声にしているのも成功している。
何者でもない人間プリンスがいる。
このキャリアにして増々音を自由にあやつり、
最高傑作を簡単に作り上げて行くパワーは凄い。絶好調。
切れ目のない曲の流れ、構成力
次々と飛び出すバラエティに富んだ曲達は初期のQUEENを聞いていた頃の
ワクワク感を蘇らせてくれる。
クイーンがクイーンというジャンルであったように
殿下もR&Bでもロックでもどのジャンルでもなくプリンスデス。

３枚組なのに１枚のように薄い３つ折り紙ジャケも良い。